リノベーションは新築よりも難しい

最初にいっておきたいことがあります。それは「リフォームは新築よりも難しい!」ということ。

イチから創り上げる新築の家は、お客様の希望通りになっていますが、リフォームまで考慮してはいないものです。弊社で設計し建てた家をリフォームする場合はなんの問題もないのですが、他社で建てられた家をリフォームする場合が問題です。その家がどのような構造になっているのか見た目だけではわからないことが多いため、見積も施工も非常に難しくなります。

構造上必要な躯体(柱や梁など)などを傷つけると、安全上の問題が発生することがありますので、念には念を入れて(場合によっては床下や壁の中まで)調べる必要が出てきます。

「蓋を開けてみないと分からない」という言葉はリフォームのためにある言葉じゃないかと思うくらいです。ですからリフォーム業者を選ぶ際には、技術だけでなく経験も豊富なところを慎重に選びたいものです。

では何を基準にリフォーム会社を選んだらよいのでしょうか。

リノベーションは新築よりも難しい

建設業許可を受けている会社を選びましょう

まずリフォーム会社は建設業の資格を持たない場合がある(!)ということを知っておきましょう。
本来は建設業であれば建設業許可という資格が必要なのですが、リフォーム業は一定の条件であればこの資格なしに営業できるのです。
その一定の条件とは

  • 1建築一式工事で1,500万円未満
  • 1延床面積150m2未満
  • 1受注金額500万円未満

という小規模工事の場合です。

しかも新築と違い、リフォーム工事のほとんどが建築確認申請などの行政の認可が必要ありません。そのため質の悪い工事やずさんな工事といったトラブルが発生する場合があります。

リフォーム会社を選ぶ際には、建築業許可を受けているかどうかを必ず調べましょう。

建設業許可

リフォーム会社にも得意・不得意がある

リフォームといっても水まわりから間取りの変更、屋根や外壁の補修などさまざま。そして全てを完璧にこなすリフォーム会社はなかなかありません。

木造の家づくりを行っている会社は、RC(鉄筋コンクリート)造や鉄骨造などのリフォームは得意ではない場合が多いでしょう。あまり経験がないからです。

また一戸建ての経験が少ない会社には、躯体の構造補強が必要なリフォームは任せられません。同様に水まわりのリフォームが得意な会社は屋根や壁のリフォームは得意ではありませんし、その逆の場合も同じです。

もちろん現実には下請業者に外注することで「どんなリフォームもできます」という会社がありますが、この場合ちゃんと工事の管理がされていないと思わぬトラブルが発生する場合があります。

そのリフォーム会社がこれまでどんな実績を重ね、何が得意か不得意かをきちんと聞きましょう。

もちろん小川工務店では地元で65年以上、家づくりをお手伝いしてきた実績と経験があります。木造住宅を専門に施工しておりますが、RC(鉄筋コンクリート造)も、その専門の会社に比べれば少ないというだけで、実績があります。

「他社に相談したけど納得のいく説明がもらえなかった」「リフォーム専門の会社に大規模なリノベーションを頼むのは不安」といった場合は一度ご相談ください。

建設業許可を受けている会社を選びましょう