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家を建てたのは初めてではないとお聞きしました。

ご主人:そうなんです。結婚後2〜3カ月はアパートに住んでいたのですが「どうせ家賃を払い続けるのであれば、自分の家のために」と思って。住宅展示場を見に行き、その日のうちに大手のハウスメーカーで建てることを決めました。
ところが、新居が完成して間もなく転勤の辞令。単身赴任することになり、13年間佐世保を離れていたんです。

ご主人は1軒目の家にほとんど住まれなかったのですね。

ご主人:そうです。休みの日に家族に会いに帰っても、自分の家という感じがしませんでした(笑)。

奥様:実は私も、自分の家という感覚が薄くて。
というのも、すぐ近くに私の実家があるので、子どもと一緒に1日のほとんどをそこで過ごして、新居には寝るために帰っているような感じだったんです。
私と子どもだけで過ごすのは寂しかったし、実家のサポートもありがたくて。

「ほとんど住んでいない家」があったのに、なぜ次の家を建てようと?

ご主人:新築は10〜15年で、最初のメンテナンス時期を迎えますよね。私が佐世保に戻ることになったのは、建ててから13年後。ろくに住みもしていないのに、家はちょうどその大掛かりなメンテナンスの時期にさしかかっていました。

それに、静かに温めてきた「こんな間取りにしたい」「ガレージをつくりたい」という願いを、いつかは実現したいという思いがありましたから。それが今なんじゃないかと。
だから、もし2つの条件がそろうならば、新しい家をつくりたいと思ったんです。1つ目は、ある一定の値段以上で「家が売れる」こと。2つ目は、子どもが転校しないで済む「校区内の土地が見つかる」こと。

奥様:これから先、長く住むつもりならそのメンテナンスに数百万円をかけてもいいんでしょうけど。そこは私たちが26歳の頃、よく考えずに即決して建てた家。自分たちの暮らしにフィットしない間取りや、家事動線の悪さにストレスを感じるようになっていました。だから、私も主人の考えに同意したんです。

家を売る」「土地を探す」の両方を進めなければならないと。
まずどこに相談されたんですか?

ご主人:まず不動産屋さんにと思ったんですが、家を建てるなら工務店でと決めていました。そんな頭で、近所に良い土地がないか見ていたら、たまたま家のすぐ近くに「売土地・小川工務店」の看板が。早速、小川工務店さんに電話したんですが、その土地は残念ながら売却済みでした。
でもその電話で「今の家を売る」「土地を探す」「新しい家を建てる」という一連の流れ全てを、小川工務店さんでやっていただけるとわかり「小川さんにお任せしたらうまくいきそうだ」と思ったんです。

なぜ「家を建てるなら工務店で」と思っていたんですか?

奥様:親戚や知人など、家を建てた人から「工務店なら思い通りにしてくれるよ」「工務店で建ててよかった」という話をたくさん聞いて、もし次があるなら絶対工務店で! と思っていました。
1軒目の家は「自由に建てられる」とPRする大手ハウスメーカーで建てたんですが、蓋を開けてみれば間取りや設備が「限られた選択肢の中から選べる」というだけ。「思い通り」とはほど遠かったな、という印象がありました。
小川工務店さんは地元密着の老舗ですし、周囲の評判がとてもよかったんです。

では、小川工務店を選んでよかったなと思う点は?

ご主人:小川さんが全て引き受けてくださったおかげで、納得の値段で1軒目の売却ができましたし、希望のエリアで土地を手に入れることができました。長年にわたって、地元で信頼を築いてこられた小川さんの強みですね。
それに家を建てる際も、私の要望にひとつひとつ丁寧に答えてくださって本当にありがたかったです。
毎日現場に通って、家が出来上がる様子を間近で見て、棚の高さや照明の角度など、細かいところを相談したりやり直してもらったり。うるさい客だったと思うんですけど(笑)。細やかな配慮と融通を利かせてくれるところが、大手には真似できないところだと思います。
それに大手だと転勤が多くて、担当者が変わることもあったんですが、小川工務店さんの場合はずっと武田さんが担当してくれて、当初私たちが思い描いていた家がそのまま出来上がりました。大満足です。

奥様:手持ちの家具や家電の寸法に合わせて、棚や壁を作ってくださったので、全てのものがうまく収まります。
それに、お風呂やキッチンなど、メーカーも種類も限定されないので自由に好きなものを選ぶことができました。私が一番使うであろうキッチンは、展示の多い福岡のショウルームまで何度も足を運んで選びました。

選択の幅が広すぎて、かえって大変だったのでは?

奥様:いえいえ、むしろ楽しかったです。思い通りの自分の家を形にするための道のりですからね。
今回、前の家ですごく不便だった洗濯の家事動線を改善。洗濯機上には、洗濯機から出してそのまま洗濯物を吊るせるロープを設置してもらいました。夜に洗濯することも多いんですが、時間に関係なくベランダに干しておけるよう、目隠しを付けてもらったことで、洗濯に対するストレスがかなり減りましたよ。

ご主人:あるものの中から選ぶと言うより、こちらからどんどん提案しました。2人で素人なりに図面を引いて、ネットや雑誌の画像を見せて「この部屋はこんな感じ」、「この部分はこんな色」とイメージを具体的に、細かく伝えました。
私は車が好きなので、1階にはガレージ、そしてそのガレージを見ながら休める寝室、寝室にはウォークインクローゼットという夢があったのですが、今回すべてを叶えることができて満足してます。

前の家は2階建だったそうですが、今回はなぜ3階建にしたのですか?

ご主人:それはガレージのせいです(笑)。土地が決まってから、ガレージを中心に間取りを考えていったら、どうしても2階では部屋が足りなくて。でも結果的に1つ1つの部屋が広く取れましたし、3階に広いテラスと子ども部屋ができたので良かったです。3階建にした分、天井が低くなるということだったので、各階で数センチでも天井を上げられるよう、梁を見せる天井に変えてもらうなど、開放感にもこだわりました。

家族にとって、この家はずばり何点ですか?

ご主人:家族全員、大満足の100点ですが、これからさらに発展させていく余地を残しておきたいので92点で(笑)。まだまだいろんなアイデアが浮かんでいます。
奥様:子どもがたくさんの友達を連れてきて、まるでみんなの放課後の拠点になっています。子どもたちにとっても、すごく居心地がいい家みたいです。

家族集合写真

 葛藤の中で2軒目の家づくりに踏みきり、思い通りのマイホームを手に入れたGo様。小川工務店との二人三脚で完成したこだわりのおうちには、Go様一家の楽しそうな笑い声が響いていました。寝室横のガレージはもちろん、随所に配された間接照明、小道のようなアプローチがすてきなトイレなど「アイデア次第でおうちはもっと楽しくなる」ということを教わった気がしました。
インタビュアー:藤村志乃芙(フリーライター)