JICA~シニアボランティアINフィジー39~

2016年3月16日

2月22日

日本からフィジーに戻りましたが、サイクロンの影響により停電が続いており、

通信機器の電池節約のため連絡がとれない場合があります。

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スバ市内は停電の影響で閉店、全信号機無点灯、浸水などがありますが、

被害は少なく国の中心としての機能はほぼ通常通り動いている状態です。

 食料も問題ない状況で私の住むエリアはよい状態と言えます。

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2月23日

昨日も停電が続き完全復旧はまだ未定のようです。

しかし、今日夕方から電気が復旧したのでひと安心です。

このまま復旧だといいのですが。

今日から緊急対応、現地状況調査に職員数名が出発しました。

私も先程局長から連絡があり、急きょ明日夕方から現地状況調査に入ることになりそうです。

サイクロン(ウィンストン)は甚大な被害を与え、死者も出ていますが

未だ全容が見えず被害は次第に増すかと思われます。

観光地のナンディ、ラウトカなど大きな地域ですら停電や断水で苦しい生活を強いられている状況ですが、

地方では村一つが壊滅しているほどの大変な事態です。少しでも早い復興を願わずにはいられません。

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写真は政府発表画像等を引用させて頂きましたが、

このような状況でも笑顔で居られる人達に心の強さを見せられました。

 

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2月24日

  サイクロンの影響はスバでは停電、浸水等でしたが

建物倒壊は殆ど影響を見せておらず、道路の飛散物も取り除かれていました。

停電が繰り返すことで通信機器の充電が出来ないのは現代社会では厳しいものがありますが、

明るい内に何でも済ませてロウソクの灯りで過ごし早めに寝るのも、

慣れると意外とやっていけるものです。

スバでは断水被害がないので十分やっていけますが、

他の多くの地域では断水状態が続いて生活に支障をきたして、

改めて水は生きる上で本当に重要だと感じます。

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明日よりVanualevu調査が決定し、緊急のため

政府関係の貨物船で移動となりました。

 

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2月25日

 貨物船にて移動し、朝方、被害の酷いコロ島に立ち寄って食料等の受け渡しを行いましたが、

遠目でもサイクロン被害をかなり受けていると分かりました。

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多くの建物は倒壊し木々も葉が無くなり近づくことも出来ないようでした。

コロ島では多くの方々が亡くなられており、ご冥福をお祈りするばかりです。

バヌアレブ島に上陸してサブサブ他被害状況を見ていき、

スバがサイクロンの中心から離れていたため状況の違いに苦しくなるばかりです。

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しかし、村人はみんな元気で笑顔すらあります。

この前向きなところは本当に尊敬に値し見習いたいです。

 

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2月29日

バヌアレブ島 北東側はスバと同じく、停電と不通状態くらいで

サイクロンの影響をあまり受けていないため安心できます。

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状況がよいので調査が順調に進むのがホッとします。

 

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3月1日

南西部を調査に廻るとやはり被害の酷さを目の当たりにします。

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直撃を受けていた時は建物の中も危険なため床下の基礎の所でこらえた方もいるそうです。

前回見た時とは全く違う状況に心苦しくなりますが、それでもVillageの人達は笑顔で復旧をされていました。

笑いながら、倒壊した家を指差しうちも潰れてなくなったよ などと話します。

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自分達でいずれ建て直すことが出来るとはいえ日本とは大きく状況が違うものです。

私自身、大きな災害に見舞われたことはありませんが、

もし同じように甚大な被害を受けた時に笑っていられる自信はないです。

しかし、立ち止まっていてもどうもならないので常に前に進める自分でありたいと思います。

 

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3月2日

EPSの現地は、山間の為、サイクロンの影響は無く、

タンクの中は鑑賞用水槽のように綺麗でした。

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他の職員も出張して各地の調査に廻っています。

これらの情報を元に少しでも早い復興のため活動を続けていきたいと思います。

しかし、フィジアンは相変わらず笑顔で大笑いして仲良く過ごしているのはスゴイです。

怒ったり、イライラしたり、悲しんだりするより笑顔でいられるほうが幸せですね。

  

続く・・・

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