九十九島のワルツ

2008年5月21日

   九十九島のワルツ
皆さんは、ワルツ、という音楽の形式はご存知だと思います。
ヨーロッパでうまれた音楽です。
日本でもワルツはつくられていますが、日本で初めてワルツが作曲された所が、実はわが街佐世保なのです。
佐世保が誇る「九十九島」の景色をイメージして作曲されたのが、日本で初めてのワルツ
「美しき天然」です。PICT3007_convert_20080521165316.jpg
明治時代、佐世保の海軍海兵団の軍楽隊長だった田中穂積隊長が、軍楽隊の仕事とあわせて指導をしていた佐世保女学校(のちの成徳高等女学校、現在の佐世保北高校)の音楽の授業の教材としてつくられたのがこの曲です。
この曲、名前はしらなくても、メロディは日本人なら誰でも知っているはずです。
サーカスのジンタとして、また、チンドン屋さんの練り歩きの時の音楽として、よくテレビや映画で流れています。PICT3012_convert_20080521165432.jpg
明治の時代、この景色があって、あのすばらしいメロディが生まれたのだと思うと、感慨深いものがあります。
皆さんも「九十九島」の景色をみられる事があれば、「美しき天然」のメロディをくちずさんでください。
「九十九島」がよりすばらしく見えてくるかもしれません。