JICA~シニアボランティアINフィジー42~

2016年6月14日

6月6日

3週間ほど風邪にやられ(現在フィジー国内で流行)熱、喉、咳が続いていましたが、

今日は体調も持ち直しております。

中本教授がフィジーに来られ、今月後半まで共に活動中です。

今回、中本教授がフィジーに指導に来られ、プロジェクトフェーズ1が終了となりますが、

今期間中の成果次第でフェーズ2への延長が決まる状況にあります。

問題点が4点あり、現在解決にむけ書類を進めています。

 --------------------------------------

6月7日

先日、Water Authority of Fiji の CEO と Ministry of Infrastructure & Transportの

Deputy Secretaryを招いてのEPS Briefingが行われました。

280607-1

280607-2

74歳とは思えない元気さで生き生きと話されている姿は、

自分の道をしっかりと進まれているからこそだと感じます。

自分自身を顧みると、もっと探求していかなければならないと痛感します。

年齢は関係ないですね。自分がどう思うか、どう歩くかですね。

  --------------------------------------

6月8日

不思議なことに、現在同じフロアに3人の日本人がいます。

中本先生と加藤さんは専門家ですが、ボランティアが専門家と同じ所で活動することは稀です。

しかも違う職種同士が同じ所。極めて稀でしょうね。

お二人とも海外に来なければ決して出会うことがない権威ある方々で、

他にも各国大使館やUNの方々など多くの凄い人達との出会いがあります。

このような貴重な体験を出来ることは今までの人生にはなかったことですが、

そのような方々に出会うことで自分の小ささを感じます。

でも、その出会いが宝であり自分を成長させていく上で大切なことなのだと感じます。

 -------------------------------------- 

 6月13日

土曜日は国交省内のスポーツディが開催され、久しぶりの運動に足腰が筋肉痛で悲鳴を上げております。

最近ずっとジョギング、ズンバ、テニスをする余裕がなく運動不足でしたが

それでも少しは体力に自信もありました。

しかしサッカーやラグビーなどは使う筋肉も運動量も違うため年齢にかなわないことを実感します。

やはり頭も体も日々継続して使うことが必要だと感じますが

家に帰っても仕事の状況が続き、他のことに手が出ません。

上手く時間をコントロールして自分の時間を作ることも管理するということなので大切ですが。

(と言いつつ日曜も中本先生とずっと仕事でした。)

まあでも、久しぶりにサッカー、バレーして夕方にはテニスもする運動三昧な一日も

いい汗かいて気分転換でとても楽しかったです(^_^)b

280613-1

280613-2

280613-3

280613-4

280613-5

280613-6

 

続く・・・

JICA~シニアボランティアINフィジー41~

2016年4月4日

 3月11日

一時帰国のあと、サイクロンやそれに伴う出張等もあり、

なかなかボランティアメンバーと顏を合わせていませんでしたが、

シニアのメンバー(土木、都市整備、上水道)と

JICAインフラ担当職員の方々とで現状について分科会を行いました。

シニアボランティアはそれぞれが違う業種で、

青年海外協力隊メンバー(JOCV)のように同じ職種(小学校教師やコミュニティ開発など)が

いないため分科会は行っておりませんでしたが、これからは他業種の状況も把握し、

インフラ全体の情報共有をしていこうとなりました。

毎月1回の話し合いですが、同郷の秋葉さんも来られましたので

互いに切磋琢磨し充実した活動にしていきたいと思います。

 

--------------------------------------

3月15日

明朝より金曜夕方まで国交省の長官が

バヌアレブ島、タベウニ島の現地視察に廻る ということで、

EPSの現地視察も含まれているそうです。

インフラ関連のサイクロン被害状況視察らしいですが、

最初は同行する話しが出ていました。

新しい長官もEPSには非常に感心が高く、アピールするには良いチャンスでしたが、

他の現場チェックが優先され同行は同局の技術部責任者のみとなりました。

今は被害のひどかったタベウニ島が移動制限されており、

現状を知るいい機会で残念でしたが、しょうがないです。

本年度のEPS着工地域は離島も数か所含まれていますが、

タベウニ島、コロ島、ガウ島、ママヌザ、ヤサワといった多くの離島地域が被害を受け

今後の動きが不透明な状況にあります。

しかし、安全な水を供給することはフィジーにとって重要な課題であり、

尚更復興には大切かと思われるので何とか一つでも多くの設置を進めていきます。

 

現場で直接作業出来ないことが本当に悔しいです。

 280317-2

280317-3

280317-4

280317-1

 

--------------------------------------

3月18日

月曜日より社会インフラ計画・維持管理アドバイザーの加藤専門家が勤務されるようになり、

事務所の方へ表敬訪問に来省されました。

中本先生もパイロット式で来られ、一緒に仕事をするのも珍しいですが、

同じフロアーに職種が違うとはいえ専門家の方とずっと一緒というのも珍しいです。

また不思議な状態になりましたが、いい刺激をもらって更に頑張りたいです。

 

それから、同日私が勤務する国交省にて

トレーニングの一環としてウォーキングがありました。

280318-1

280318-2

毎週金曜に行われていて、一応健康を気にしているのでしょうかね。

NCD対策のためにももっと多くするべきでしょう。

 

--------------------------------------

3月22日

Nakavu village調査…やはり水圧が低いため、夜だけの給水状態になっている。

循環も悪く施工ミスもあり正しく機能していないため、原水より水質が落ちている。

状況改善が必要。

 280322-1

280322-2

280322-3

FEA(Fiji Electrical Authority)より、今週の24日(木)夜より来週28(月)夜までの5日間で

計画停電を行うという通達がありました。

停電はビチレブ島全域で、水力発電のダムのメインバルブ交換に伴い

工事を行うとのことですが、もしかすると数日前の停電も何か関係あるのかもしれませんね。

火力発電を使用するので5日間全てが停電ではないかもしれないが可能性はあるということです。

キチンと通達があるのだと理解し、イースター休暇(25~28日)を利用して行うようなので、

フィジーもしっかりした面があるのだと感心しました。

 

--------------------------------------

3月23日

EPS完了確認

・Nakorosule village

高台の小学校に設置、村へも2か所供給の予定であったが学校にのみ設置。追加配管が必要。

 

・Nairukuruku village

よい状態を保っているが、配管が一部足りずタンクより溢れているため追加配管必要。

 

・Savu village

施工の間違えが問題であったが、別の水源から供給できるように配管を追加することで同意。

人件費は村人達によって行い節減する。

 280323-1

280323-5

前回、かなり良い施工をしたグループが今回は結構間違えて施工を行っていた。

やはり連絡体制が正しく機能していない様子です。

私⇒技術部責任者⇒Worker責任者⇒現場責任者へと繋がっていきますが、

どこかで状況が変わっているようです。

大元の私の書類をもっと改善するべきでしょうね。

まあ、それをまたうちの職員がアレンジしているので、

そのアレンジした内容がたまに違う場合もあり、英語の壁が影響しているのでしょう。

普通の会話もまだまだ難しいですが、

やはり専門的に説明となると上手くいってない部分があるのでしょう。

そう思って努力したいと思います。

280323-2

280323-3 

280323-6

 

続く・・・

JICA~シニアボランティアINフィジー40~

2016年3月23日

3月3日

フィジーに戻って早々、体調がよくありません(;一_一)

現状の集計を急いでいて、休む訳にもいかないので頑張ります。

 280303-1

280303-2

280303-3

そういえば、海外からの緊急支援が始まっていますが、

やはりオーストラリアは早いです。

多くの物資や軍などが次々と入ってきており、

日本も確か15万USドル支援するという通知が届いていました。

多くの人達が支えあっていくというのは本当に素晴らしいです。

戦争などせずに貧困など多くの問題を、

国境を越えてみんなで助け合えたら素晴らしいことでしょうね。

 

-------------------------------

3月9日

かなり山の中のVillageへ調査に行きましたが、

こちらでも一部の地域で木々はサイクロン被害を受けていました。

280309-1

280309-2

280309-5

強風域でもこの状態なので、中心近くの暴風域でカテゴリー5の

恐ろしさを経験された方々は本当に怖かったのではないでしょうか。

まあそれでも元気で笑顔のフィジアンは素晴らしいです。

 280309-4

 280309

 

 続く・・・

JICA~シニアボランティアINフィジー39~

2016年3月16日

2月22日

日本からフィジーに戻りましたが、サイクロンの影響により停電が続いており、

通信機器の電池節約のため連絡がとれない場合があります。

 280222-8

スバ市内は停電の影響で閉店、全信号機無点灯、浸水などがありますが、

被害は少なく国の中心としての機能はほぼ通常通り動いている状態です。

 食料も問題ない状況で私の住むエリアはよい状態と言えます。

280222-1

280222-3

280222-4

280222-6

 

-----------------------------―-------------- 

2月23日

昨日も停電が続き完全復旧はまだ未定のようです。

しかし、今日夕方から電気が復旧したのでひと安心です。

このまま復旧だといいのですが。

今日から緊急対応、現地状況調査に職員数名が出発しました。

私も先程局長から連絡があり、急きょ明日夕方から現地状況調査に入ることになりそうです。

サイクロン(ウィンストン)は甚大な被害を与え、死者も出ていますが

未だ全容が見えず被害は次第に増すかと思われます。

観光地のナンディ、ラウトカなど大きな地域ですら停電や断水で苦しい生活を強いられている状況ですが、

地方では村一つが壊滅しているほどの大変な事態です。少しでも早い復興を願わずにはいられません。

280223-3 

280223-10

280223-11

280223-12

280223-13

写真は政府発表画像等を引用させて頂きましたが、

このような状況でも笑顔で居られる人達に心の強さを見せられました。

 

 -----------------------------―-------------- 

2月24日

  サイクロンの影響はスバでは停電、浸水等でしたが

建物倒壊は殆ど影響を見せておらず、道路の飛散物も取り除かれていました。

停電が繰り返すことで通信機器の充電が出来ないのは現代社会では厳しいものがありますが、

明るい内に何でも済ませてロウソクの灯りで過ごし早めに寝るのも、

慣れると意外とやっていけるものです。

スバでは断水被害がないので十分やっていけますが、

他の多くの地域では断水状態が続いて生活に支障をきたして、

改めて水は生きる上で本当に重要だと感じます。

280224-1 

280224-2

明日よりVanualevu調査が決定し、緊急のため

政府関係の貨物船で移動となりました。

 

-----------------------------―-------------- 

2月25日

 貨物船にて移動し、朝方、被害の酷いコロ島に立ち寄って食料等の受け渡しを行いましたが、

遠目でもサイクロン被害をかなり受けていると分かりました。

280225-1

多くの建物は倒壊し木々も葉が無くなり近づくことも出来ないようでした。

コロ島では多くの方々が亡くなられており、ご冥福をお祈りするばかりです。

バヌアレブ島に上陸してサブサブ他被害状況を見ていき、

スバがサイクロンの中心から離れていたため状況の違いに苦しくなるばかりです。

280225-2

280225-3

280225-8

280225-13

280225-16

しかし、村人はみんな元気で笑顔すらあります。

この前向きなところは本当に尊敬に値し見習いたいです。

 

 -----------------------------―-------------- 

2月29日

バヌアレブ島 北東側はスバと同じく、停電と不通状態くらいで

サイクロンの影響をあまり受けていないため安心できます。

280229-1

280229-4

280229-3

状況がよいので調査が順調に進むのがホッとします。

 

-----------------------------―--------------  

3月1日

南西部を調査に廻るとやはり被害の酷さを目の当たりにします。

280301-3

280301-9

280301-11

直撃を受けていた時は建物の中も危険なため床下の基礎の所でこらえた方もいるそうです。

前回見た時とは全く違う状況に心苦しくなりますが、それでもVillageの人達は笑顔で復旧をされていました。

笑いながら、倒壊した家を指差しうちも潰れてなくなったよ などと話します。

280301-10

280301-12

280301-15

自分達でいずれ建て直すことが出来るとはいえ日本とは大きく状況が違うものです。

私自身、大きな災害に見舞われたことはありませんが、

もし同じように甚大な被害を受けた時に笑っていられる自信はないです。

しかし、立ち止まっていてもどうもならないので常に前に進める自分でありたいと思います。

 

 -----------------------------―-------------- 

3月2日

EPSの現地は、山間の為、サイクロンの影響は無く、

タンクの中は鑑賞用水槽のように綺麗でした。

280302-1 

280302-2

他の職員も出張して各地の調査に廻っています。

これらの情報を元に少しでも早い復興のため活動を続けていきたいと思います。

しかし、フィジアンは相変わらず笑顔で大笑いして仲良く過ごしているのはスゴイです。

怒ったり、イライラしたり、悲しんだりするより笑顔でいられるほうが幸せですね。

  

続く・・・

JICA~シニアボランティアINフィジー38~

2016年1月13日

1月2日

新年も明け、餅つきを行いました。

280102-1

前回試していたので要領よく出来ましたが、

量も多く雑煮なども作った為、なかなか忙しかったです(;^ω^)

280102-2

280102-3

280102-4

280102-5

まあ皆様に喜んで頂き、美味しくいただけたので

また何か日本らしいことが出来ればと考えています。

 

今度は浴衣で花火とか流しそうめん…なんていうのも面白いかもしれませんね。

物が溢れ何でも当たり前のように出来るため、その価値を忘れてしまいがちですが、

海外にいると改めて日本の文化を考え直すのでとても良い事だと思えます。

 

-------------------------------------

1月6日

先月、休暇を頂いて旅行をしてきました。 国はトンガ。

280106-1

やはり南国なのでフィジーと似てますが、それよりも更にのんびりで平和な国でした。

各家の周辺にフェンスや壁はほとんど無く、

(フィジーは危険なのでどこでもフェンスを設置してあります)

夜一人で歩いても大丈夫なくらい平和で、

親日派でもあるため日本人にはとても住みやすい環境と言えるでしょう。

但し小さい所なので遊ぶことは限られていますね。

 

話すと、とても長くなるので写真をほんの少しアップします。

280106-2

280106-3

280106-4

280106-5

280106-6

280106-7

トンガに配属の隊員さんが車で色々な観光地に

連れて行ってくださったお陰で、とても楽しく充実した旅行となりました。

 

-------------------------------------

1月7日

本日は私の誕生日でした。

食事にケーキにメールにと色々な方々よりお祝い頂き、

この歳でもとても嬉しい限りでした。

 

予想外だったのはDWSの職員がみんなでケーキを用意して

サプライズ誕生日会をしてくれたことです。

準備していたことに全く気付かないで3時頃にコーヒーを飲もうとしたところ、

Filipeが「今日はフィジーで特別な文化の日だから

午後のティータイムは出来ないんだ」と言われました。

「そっか、知らずに飲むところだった。すまない」と止めたのですが、

その1時間後にサプライズでケーキを出して

みんなでバースデーソングを歌い、

Directorからお祝いの言葉を頂き、感謝感激でした。

280107-2

280107-1

280107-3

 先程のFilipeの話しは優しい嘘だという事が分かり、

みんなへのお礼の言葉は

「Thank you for always helping me. You guys are my family in Fiji.」

と返しました。突然でなんのコメントも考えていませんでしたが、

自分なりの精一杯の感謝の気持ちです。

英語が出来ずあまり会話もできていない私ですが、

みんなはいつも温かく見守ってくれています。

人種も関係なく友として迎えてくれた仲間に本当に感謝です。

そして、ケーキを作ってきてくれたり、ディナーを御馳走してくれたり、

数多くのお祝いメッセージを頂いた皆様に心から感謝致します。

本当にありがとうございました。

280107-4

280107-5

 

-------------------------------------

1月11日

本年度の業務外目標として、8月に原爆展を開催したいと考えています。

フィジーに来て海外のニュースを見ていると

当たり前のように戦争やテロの事が流れ続けており、

フィジアンは世界大戦の事をよく知っていて

日本では考えなかったことを改めて考え直させられます。

昨年被爆70年も迎えた今、自分自身が改めて

勉強するためにもやり遂げてみようと思います。

(長崎出身のメンバーには特別に原爆資料の貸与が出来るということなので、)

そして、その中に日本文化に関する何かを同時に行い、

JICAメンバー達とフィジーとの交流を深める場になれればと考えています。

東北の震災の件もあり、原発の話しまで言及されないか心配もありますが

やれるだけのことはやってみましょう。

 

この話しは、また進捗をアップしていきますね。

 うまくいくといいな~。

 

続く・・・

JICA~シニアボランティアINフィジー37~

2015年12月28日

12月14日

日本製とは異なりますが、フィジーにも一応もち米なるものがあり、

ドミトリーにも臼と杵が置いてありました。

海外にいると、日本らしいことがやりたくなるもので、

同期シニアボランティア(SV)さん達と餅つきを試みました。

271214-1

271214-2

若い人には初めてらしく年齢の差を感じます(笑)

いざチャレンジしてみたら出来栄えは上々。

271214-3

日本より持参したきな粉、それに砂糖醤油

ワサビ醤油チーズ巻きでさっそく試食。

271214-4

いや~これが美味しい(*’▽’)b

楽しく懐かしく日本を堪能しました。

これはあくまでも試しだったので、本番の年明け新年餅つきで

もっと多くの仲間達に食べさせたいと思います。

やっぱ日本っていいです。

 

------------------------------------

12月16日

今年も終わりに差し掛かり、慌ただしい時期ではありますが、

せっかくのこの機会を利用して旅行を計画しています。

場所はトンガ。フィジーにほど近いこの国は

人口も10万人程度の小さな島です。

文化も見た目も環境もこの国とほぼ一緒のため、

国外に出る感じではありませんが、

海外は海外なので(今も海外ですが)また違う国をみて色々感じたいと思います。

海外というのは今まで大きな壁みたいでしたが、

今では国内旅行と変わらない感覚で行けそうです。

交通費を考えても意外と国内と変わらないので

これからはもっと海外に足を運んでみたいと思います。

来年はニュージーランドにでも行けたらと思います。

でもまあ、まずは仕事ですね。

 

------------------------------------

12月18日

職員でのクリスマス会が行われましたが、

全くクリスマスではありません(笑)

271218-3

やはり男性はカバをみんなで飲み続け、

女性はその横でバーベキューなど料理を作り続ける状況です。

271218-1

271218-4

キリスト教が多いのでもっと神聖なものかと思いきや、

そこは昔からの文化が強く、普通と何ら変わりません。

こちらの人達もカバが嫌いな人はいますが、

伝統文化で大事に守っているのでしょうか。

でも私は嫌いなので、最初に数杯飲んだあと

女性陣とバーベキューや食事の準備をし続け・・・

271218-2

カバが落ち着いた頃にビールやワインを飲みながら大量のお肉を頂きました。

 

続く・・・

JICA~シニアボランティアINフィジー36~

2015年12月24日

12月7日

日本より市役所員とコンサル会社が訪問

福岡市道路下水道課、オリジナル設計、計6名

Kinoya下水処理場にて新しいタイプの浄化システムを

試験的に取り入れて欲しいとのことです。

(現在の散水ろ床で十分と思われます。)

 

最近、非常にプリウスが増えたフィジーの車事情についてほんの少し。

ここでは数種類の色のナンバープレートがありますが、一般&バスは白、

タクシー&レンタカーは黄色、

271207-2

271207-4

公的機関は水色、

271207-1

特別機関(UN等)は青、

271207-3

特殊バス(一部のトラック型スクールバス等)は赤となっております。

 

この中でも、公的機関の水色ナンバーはかなり権力を持っています。

と言っても警察はお構いなしにスピード違反で捕まえるため

一般と同じくキップを切られてしまいます。

 

---------------------------------------

12月8日

Navatulevu villageモニタリング…Kalokolevuと同じパイロットプラントですが、

作りが大きく違い、EPSとしての機能を十分に果たしていないです。(バイオサンド式)

水質はタンクの状況(1村に10基と多すぎる)により異なるので改善が必要。

271208-6

271208-7

271208-8

 

しばらく前にフィジー内で巨木を伐採、搬出している画像を送ったことがありますが、

先日の出張帰りに伐採しているエリアを見つけました。

271208-2

271208-4

まだ確かにほんの少しの範囲かもしれませんが、

この島の規模で今のペースで次々に伐採を繰り返すと

数年後にはとんでもないことになるのではないかと危惧します。

この、のんびりとした国でも技術が進み現代文明が当たり前になっていくと、

森林破壊や環境問題にももっと直面していくのではないでしょうか。

しかし、文明の発達の上で必要な部分もあります。

伐採だけでなく植林も大切にして自然と共存することが大事なのでしょうね。

271208-1

271208-5

この美しい自然を大切にしてほしいものです。

 

---------------------------------------

12月9日

Village monitoring

・Navolau village…流水を続け良い状態。再修正箇所は未処理。

・Naqali village…水源が壊れ水が無い状況。WAFに修理依頼。

・Nadakuni village…バルブを絞り過ぎて止水状態。

水圧の変化が多い地域ではコミュニティの管理者にチェックさせる必要があります。

 

フィジーでは今の時期にタベウニ島の一部にだけ咲く

タンギモウジアという花があります。

これは国花で世界でもここでしか咲きません(移植しても枯れるらしいです)。

残念ながらまだ見たことはないのですが

来年のこの時期には花が咲く湖を目指して登山出来ればと思っています。

まあそれでもフィジーには多くの花々が咲き続けています。

1209-14

1209-15

1209-12

1209-11

1209-10

1209-6

1209-4

1209-1

どれも日本では見ることが出来ないものなので、

幾つかの花の画像を見て楽しんで下さい。

 

---------------------------------------

12月11日

オフィスにもクリスマスデコレーションをするということで

職員が飾りを買ってきました(一人$5出し)

271211-1

しかし、飾りつけをする時には男性陣が殆ど不在だったため、

天井からの球のぶら下げは私と二人の女性職員で全て行いました。

ついでに同じフロアの他の局にも飾りをぶら下げ続け、

約100個をコンプリート。ちょっと疲れました(;一_一)

271211-2

271211-3

271211-4

でもシンプルながらも綺麗で暑いこの国でもクリスマスの雰囲気が漂ってきています。

寒い中でハウステンボスの美しいライトアップを見たい今日この頃…。

一時帰国の際にまだライトアップしてるといいですね~

 

続く・・・

JICA~シニアボランティアINフィジー35~

2015年12月19日

12月1日

バヌアレブ島調査1日目

271201-1

271201-2

271201-3

271201-4

 

今はパイナップルやパパイヤ、マンゴーの時期で多く見られますが、

特にパイナップルはマーケットや道路沿いでも数多く売られています。

271201-5

日本ではあまり食べていませんでしたが、安くてとても甘くジューシーなので、

現場調査時は結構買って食べます。

271201-6

271201-7

こちらの人達は刃物の扱いがとても上手でとても器用に皮を剥いてしまいますが、

子供の頃からナイフやセレを持って山に入り

食料を手に入れたりしているので当然なのでしょうね。

季節ものを季節に合わせてその時期だけ食べるのは価値があっていいものです。

 

------------------------------------ 

12月2日

バヌアレブ島調査2日目

 271202-2

271202-1

 

バヌアレブ島のランバサというタウンの川辺には小さなお店が立ち並んでいます。

271202-5

271202-6

ここにあるのはパンや紅茶などの簡単な食べ物だけです。

この国ではそのような場所が多くあり、ランチともティータイムとも

とれるような食事をすることが多いようです。

271202-4

時間もバラバラですが、ティータイムをゆっくり楽しむ文化があり、

更にその周辺ではよく寝ている人達も見かけるので、

改めて時間にとらわれず、のんびり過ごす国なのだと感じます。

 

------------------------------------ 

12月3日

バヌアレブ島調査3日目

 271203-1

271203-2

271203-3

271203-4

年を通してみた場合の状況の変化が著しくひどいため

日本とは比べものにならない環境にあります。

今まで以上に様々な条件を見越す必要があると痛感します。

 

 271203-5

271203-10

海でも川でも子供達は元気いっぱい遊んでいます。

小さな子供でも平気で飛び込んでいく逞しさは見習うべきところですね。

私も思わず飛び込みたくなりましたが、他の職員さん達に

ご迷惑をおかけするので遠慮しました。

まあそれでも飛び込みたいと言えば車が濡れてでも快諾してくれるでしょうね。

 

------------------------------------ 

12月4日

バヌアレブ島調査4日目

271204-1 

 

出張から帰った日に国交省内での年末パーティーが開催されていました。

271204-3

271204-6

271204-4

早速カバを飲まされ、大量の肉を食べさせられ、踊りを踊らされましたが、

他局の皆さんには覚えていただいたようで良かったです。

フィジー人はシャイなので、みんなでやるのは出来ますが

一人二人で注目されてやるのは苦手なので、

面白可笑しくやるとみんなとても喜んでくれます。

しかしブレイクダンサーやニンジャ(そんなことは何もしてません)

など変な感じに覚えられたようです()

271204-7

こちらではクリスマスシーズンは一番のイベント時期なので

毎週のようにパーティーが行われ、

来週はエネルギー省他と、再来週は配属先にてパーティーが開催される予定です。

良い交流になりますが、年明けに健康診断も控えているのでほどほどにやっていきます。

 

続く・・・

JICA~シニアボランティアINフィジー34~

2015年12月4日

11月20日

前回参加したJICA研修生OB会によるイベントに参加してきました。

イベントに合わせ、若い人達が踊りを披露してくれましたが、

やはり南国の踊りはとてもいいです。 

271120-2

271120-3

フィジーの場合、インド系の人達もいるので

インドの踊りも見ることができるのでそれもまた楽しいですね。

 

--------------------------------

11月23日

先日、フィジー在住の各国の大使館が協力して

ミニオリンピックなるスポーツイベントが開催されました。

271121-1

271123-3

271123-4

271123-5

私も参加させて頂き、サッカーに出場しましたが

年甲斐もなく張り切り、数か所の擦り傷を作る結果で試合も負けでした。

まあ勝敗はどうでもよく楽しめたので、来年も参加したいと思います。

  

--------------------------------

11月24日

 事務所で見つけた英語、フィジー語、ヒンズー語のパンフレットです。

 271124-1

271124-2

見てもよく分かりませんが、今年の最初からすると

フィジー語も極僅かながら覚えてきているようです。

最近、英語の話しが少しずつ理解出来る様になってきました。

まあ完全には分かりませんが、全体の内容や分かる単語などで

相手が何を話しているのかある程度理解できます。

まあ仕事の話しだけですが(笑)

1年近くなるとちょっとは理解してくるものですね。

ただ、理解しても上手く答えきれず、簡単な単語を並べて

何とかやっているというのがとても残念なので、

あと1年で日常会話が出来るようになりたいですね。

 

あ、ヒンズー語は全く理解できません。

 

--------------------------------

11月25日

 短期派遣専門家の中本先生が今日で終わられました。

嵐の様に現れ、嵐の様に去っていかれましたが、

73歳とは思えないほどパワフルで、人生を楽しんでいらっしゃると理解できます。

フィジーに来ることがなければ出会うこともなかったEPSの第一人者の方ですが、

海外に訪れたことで本当に様々な方達と出会えていることがとても楽しいです。

日本で生活していた環境から全く違う環境に飛び込んでみましたが、

本当に来て良かったと思います。

 271125-1

次は来年6月にまた嵐が訪れますが、現場には多くの問題が山積みなので、

また来られる前に一つでも多く問題を解決していきたいですね。

 

--------------------------------

11月26日

最近健康のためズンバに通っていますが、通っていると自然に知り合いになれ

今ではいつも話す人も5人いて、他の周りの人達にも顏を覚えてもらえてきたようです。

271126-1

271126-2

色々な国の人がいて見た目や言葉はバラバラでも

音楽で体を動かしているとみんな笑顔になれます。

音楽やスポーツなどは国境など無く平和と笑顔があります。

 

しかし、この瞬間もどこかで戦争や貧困で苦しんでいる人達がいるのは悲しいことです。

その様な中で少しでも平和な地域が増えるように

海外で活動されている多くの方々に尊敬の意を表します。

それには到底及びませんが、私も今ここで出来る国際交流を大事にしていきたいですね。

 

続く・・・

JICA~シニアボランティアINフィジー32~

2015年11月16日

11月4日

Western division調査1日目

271104-1

271104-2

271104-3

毎回、村を訪れる度に水源の状況が変わっていることが多いです。

いま乾季の時期で一番水が確保できない状況にあり、

今まで供給されていた水が無くなっているという村もあり、

設置したものの、通常通り使用できないという問題に陥っています。

一年を通して水はあるという情報から位置を決めていることもあり、

水が無いというのはとても厳しい状況です。

それに加えて配管の間違えなどが改善されていない所も見られ、

これは西部・北部ともに同じ状況で設置の難しさを思い知らされました。

今後も様々な問題は続くと思われますが、

少しずつでも改善し、普及させていくことが必要です。

271104-5

271104-4

初めての人達が初めて設置しているのですから、

問題があっても当然です。これからどう改善していくかですね。

壁は高いほど、乗り越えた時に得る経験は

より大きなものになりますので頑張りましょう。

 

----------------------------------------

11月5日

Western division調査2日目

271105

271105-2

 

現場の移動の中には川を横断することもありますが、

さすがに幅が広い川ではちょっと驚きます。

271105-5

乾季の時期だから通ることも出来るのでしょうが、

場所をよく知っていないと深みもあるので怖いです。

 

----------------------------------------

11月6日

Western division調査3日目

271106-1

271106-2

271106-6

道を移動する子供を発見。牛にソリを引かせて木片等を運搬していました。

271106-7

このソリはQasita(ガシータ)と呼ばれるもので

荷物の運搬に利用しているそうです。

271106-8

小学生にも満たないような子供ですが、立派に手綱を引いていました。

鞍も付けず直に馬にまたがり自在に操る子供を見たこともありますが、

フィジーの地方の子供達は本当に逞しい!

生きる術を幼い頃から自然と身につけている姿にはただ脱帽します。

271106-3

271106-4

271106-5

 

----------------------------------------

11月9日

明後日はDiwali(ディワリ、Deepawali)と呼ばれる

ヒンズー教の新年のお祝いで、フィジーでも祝日に指定されています。

ヒンズー教徒の女性達はサリーなどで美しく着飾り、

明かりを灯し(光のフェスティバルとも呼ばれます)、

様々な食事やお菓子でおもてなしし、多くの花火や爆竹をするそうです。

同局の職員さんで現在のサブカウンターパートの

Bhawna(バウナ)という子がいます。

271109-1

その子が最近家を買ったので招待してくれるという話しでしたが、

Diwaliの当日朝早くから研修のため福岡に旅立つことになり、

来年に持ち越しとなりました。

271109-3

ちなみに彼女が着ているのはSalwai Kameezという

ワンピースにロングパンツという組合わせの服で

今日これを着るのだとか。

271109-2

それとDiwali sweetsと呼ばれるお菓子です。

 

----------------------------------------

11月10日

昨日に引き続きDiwaliですが、既に前夜祭なのか

花火や爆竹があちこちで鳴り響いています。

271110-2

271110-3

日本の正月と同じなので盛大にお祝いしているのでしょうね。

しかし、明日が祝日ですが明後日には通常通り仕事があるのでなにか不思議ですね。

こちらの年越しは割と静かだと聞いています。

しかも、暑い中でのクリスマスとニューイヤーってどんな気分なのでしょう。

南半球の人達には当たり前でしょうがやはり不思議ですね。

Bhawnaは今日はSaree(サリー)で出勤し、明日の出発に向け午後に帰りました。

271110-1

来年は私も男性用の正装をしてみましょうかね。

 

続く・・・